講演会

2019年度

講演会 「現象を可視化するということ~保存処理木材を対象に~」

保存処理木材の防腐効力を決定付ける因子には、保存剤の材内浸透性の良否や細胞壁内部における保存剤の分布・性状の良し悪しなどがあります。これらの現象を可視化して示してきた最近の研究動向を紹介するとともに、可視化の限界について講演します。

主催:日本木材加工技術協会九州支部

 日時: 9月25日(水) 15時から17時

演者: 松永浩史 氏(森林総合研究所 木材改質研究領域 木材保存研究室 室長)

場所: 九州大学農学部ウエスト5号館222室(福岡市西区元岡744)

参加費: 無料(自由参加、事前予約も必要ありません)

問い合わせmail : fujipon@agr.kyushu-u.ac.jp

2019年度

「森林資源活用型木造建築への挑戦」 公開講演会

国内の森林資源の活用促進の一環として、これまでの戸建住宅の他、公共性の高い非戸建建築の木造化が求められている現状にあります。それに伴い、日本における建築分野では多層階木造など中大規模建築の実現が先端的テーマと位置づけられています。 一方九州、特に中山間地域で進む急激な人口減少、地方経済の後退をはじめとする様々な構造的問題が深刻化しており、今後、社会構造のダウンサイジングは不可避と考えられる。 このような背景の中、今回はヨーロッパの木造建築の歴史や地域資源の利用に詳しい法政大学の網野禎昭先生をお呼びし、九州における持続可能な社会の実現のための木造建築と地域材利用の在り方を考える機会としました。網野先生は国策となっているCLT建築の受賞設計にも携わるほか、製材所で放置されていた木材を使った住宅建築でグッドデザイン賞ベスト100を受賞されるなど、地域材利用の木造建築のこれからの在り方を示唆した建築を実践されています。 貴重な機会ですので、是非とも多くの皆様のご参加をお待ちしています。

共催: 木と建築で創造する共生社会実践研究会(A-WASS)九州支部、 日本木材加工技術協会九州支部

 日時: 9月4日(水) 15時から17時

題目: 「森林資源活用型木造建築への挑戦」(仮題)

演者: 法政大学 教授 網野禎昭  氏 

場所: 九州大学農学部ウエスト5号館228室(福岡市西区元岡744)

参加費: 無料(自由参加、事前予約も必要ありません)

問い合わせmail : fujipon@agr.kyushu-u.ac.jp **********************************************************************

木造建築の多様化に挑戦する 古来、私たちは地球上の資源を建築材料という形に変質させて建物や町をつくっています。継続的に住みやすい建築環境をつくってゆくためには、建物のつくり方と自然のバランスが取れていることが重要です。このような視点で標準化・工業化という現代建築のつくり方を見たとき、使いやすい資源だけを選りすぐってはいないだろうか?廃棄できないほど素材を加工し過ぎてはいないだろうか?という疑問が生じます。自然素材は多様なものです。であれば建築のつくり方も多様であっていいはずです。(出典:法政大学 網野 禎昭 教授(建築構法研究室)ホームページより **********************************************************************

■講師プロフィール 網野 禎昭 氏(あみの よしあき) 1967 年生まれ。静岡県出身。 1999年 スイス連邦工科大学建築土木環境工学部 アシスタント 2004年 ウィーン工科大学建築学部 アシスタント・プロフェッサー 2010 年 法政大学デザイン工学部建築学科教授、ウィーン建築家協会設計競技専門員、オーストリア政府交通技術革新省助成・中高層木造プロジェクト委員。 主な受賞歴/ 2005年 オーストリア・シュバイクホッファー賞 、 2015年度グッドデザイン賞 ベスト100「新築住宅[木のカタマリに住む]」 、T-1グランプリ2016(受賞建物 ウッドエナジー、 授与主体 NPO法人team Timberize)

2019年度

日時:4月25日(木)13時30分〜15時30分
場所:福岡リーセントホテル(福岡市東区箱崎2−52−1)
講師:杉山 淳司 氏
   京都大学 教授 
演題:「伝統的な木工芸をかがくする」
   木彫像にみる用材観を人工知能などを使って探る話や、縄文からヒモとして使われてきた
   サクラ樹皮の靭性と微細構造や水分に関する話についてご講演いただきます。
参加費:無料
事前申込:不要
    

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